悩みタイトル

人差し指や中指に痺れや痛みが出始めて、次第に親指や薬指に痛みや痺れなどの症状が出るようになった。
親指から薬指にかけて痺れは出るものの、小指にだけは痺れが出ていない。
明け方に痛みや痺れが強く出ることが多い。
手を振ると一時的に痛みや痺れが落ち着くことがある。
親指と人差し指でものを摘もうとする動作がやりづらくなってしまった。
母指球(親指の付け根にある筋肉)が痩せ細くなってしまっている。

手根管症候群に関する当院の考え

手根管症候群は様々な方が発症する症状ですが、中でも多いとされているのが40代以降の女性や仕事やプライベート、スポーツなどで手を使うことが多い方、また長きに渡って人工透析の治療を受けられている方にも発症しやすいと言われております。
近年、スマートフォンやパソコン、ゲーム機の普及により手を使う機会が増えたことによる手根管症候群の発症が多く、またそういった機器を多く使用されている若年層での発症が多くなっています。
時代の背景というのが色濃く出ていますが、部活や勉強をされることが多い学生にとっては、避けたい症状の1つです。

手根管症候群はなぜ起こるのか?

では、なぜ手根管症候群が発症するのかというと、原因は手首の内側にある「手根管」を通る神経が圧迫されてしまうためです。
では、なぜ手根管を出る神経が圧迫されてしまうかというと、仕事やスポーツなど繰り返し手や手根管に負担をかけ続けることよって筋肉が張ったり浮腫んでしまい、筋肉に柔軟性がなくなってしまうからです。
また、40代女性に多い原因としては、ホルモンバランスによるものだと言われております。
妊娠初期などにもホルモンバランスの乱れが生じ、そのタイミングで手根管症候群を発症する方も中にはいらっしゃいます。

手根管症候群を放っておくとどんな症状が現れるのか

手根管症候群を放っておくと症状がさらに深刻になってしまいます。
上記した指のシビレや痛み、手を振ると一時的に症状が緩和するというものは、まだ初期の段階のものですが、症状がさらに進んでくると母指球が痩せ細くなってしまったり、親指と人差し指でつまむ動作ができなくなるなど、日常生活においての動作困難が増えてしまいます。
また、親指から薬指までの指先にしかシビレや痛みが出ていなかったものが、肩や肘など手首の動きと関連のある部分にまで症状が出てしまうケースもあり、そうなった場合は早急な治療が求められます。

手根管症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、手根管症候群で悩まれている患者様も多くご来院されており、日々症状改善に向けて努めております。最初に患者様一人一人の症状を問診・検査で細かくチェックさせていただき、その患者様の症状にあった治療をご提供させていただいております。
当院では、主に2つの治療を提供しています。
1つ目は「鍼治療」です。
こちらは、手根管症候群で悩まされている患者様の多くが受けられています。
2つ目は「電気治療」です。
電気治療は、鍼が苦手や鍼に対して恐怖心のあるという方に対して行なっております。
その点は、カウンセリング時にお聞きしますのでご安心ください。

その施術を受けるとどう楽になるのか

上述した通り、手根管症候群の多くは筋肉の硬さによる神経の圧迫によるものです。この2つの治療は、その筋肉に対してのアプローチになります。
「鍼治療」は、鍼師の先生が患者様の状態を見て触れて、原因となっている筋肉に対してピンポイントで施術をすることができるため、即効性と治療効果が高く出ることが特徴です。
「電気治療」は、複数のパッドを使い電気を流していくことで、原因となる筋肉以外にも関係性のある筋肉に対しても効果が出せます。

改善するために必要な施術頻度は

患者様の症状によって個人差はありますが、痛みやシビレを取るには5〜10回の治療が必要になってきます。
ですが、それだけですとまたすぐに筋肉が硬くなってしまい、再発の恐れがあるので筋肉の硬さがしっかり取れる6〜12ヶ月+メンテナンス期間を含めての治療をお勧めしております。
また、ペースに関しましては痛みが取れるまでは週3、4回来れるのが理想ですが、毎日来ていただいても構いません。痛みがなくなってきて硬さを取る段階になれば、週2、3回。メンテナンスは週1回ほどのご来院でお身体の状態をいていきましょう。