ヘルニア
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臀部や下肢、手などにシビレが強く出ている
臀部や下肢、手などに力が入れにくかったり、動かしにくさがある
シビレと一緒に強い痛みがある
重量物をよく持ち上げるなど力仕事などで身体に負担が多い方
中腰の姿勢が多い仕事をしている方
長時間の同一姿勢(デスクワーカー等)を続けて身体の一部に負担をかけている
サッカーやラグビーなどコンタクトスポーツを行なっている方
陸上など律動的で同一動作が多いスポーツを行なっている方
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ヘルニアに対する当院の考え
椎間板ヘルニアとは、脊椎と脊椎の間にある椎間板の一部が飛び出したものが神経を圧迫してシビレや痛みを引き起こしております。
なぜ、椎間板がはみ出してしまうかというと重たい物を持つ時や同じ姿勢を続ける事で椎体に対して圧迫などの負担がかかってしまう事で起こってしまいます。
上述したように、重量物を持ち上げるなど力仕事をされている方や同一姿勢が続く仕事をしている方、スポーツを行なう事で同一箇所に負担がをかけている方に多発しやすい傾向にありますが、ヘルニア自体誰にでも起こりうる症状ではあります。
また、シビレや痛みの場所は神経が圧迫される場所によって違いがあります。
例えば、手にシビレが出るのであれば頚お神経が圧迫されている事が原因の頸椎椎間板ヘルニア、臀部や下肢にシビレや痛みがでている場合であれば腰の神経が圧迫されている腰椎椎間板ヘルニアという事になります。
これらがもとになり痛みやシビレ、知覚異常、動かしにくさや力の入れにくさなどに繋がっていきます。 -
ヘルニアを放っておくとどうなるのか
椎間板ヘルニアは、数ヶ月間で自然と大きさが小さくなり症状が軽くなってくると言われています。
ただすべての椎間板ヘルニアが自然と症状が軽減するわけではないです。症状が軽減しない椎間板ヘルニアをそのまま放っておいてしまうとお身体に様々な症状が出てきてしまいます。
臀部や下肢にシビレや痛みが継続して続いてしまうのが゙¨坐骨神経痛¨です。腰部からでる坐骨神経が圧迫されることで下肢の外側にシビレや痛みが出てきてしまうのが特徴的です。
類似する症状として、脊柱管狭窄症があります。脊柱管狭窄症では、何らかの原因で脊柱間にある脊柱管が狭くなり神経が圧迫されシビレや痛みなどが症状として表れてしまいます。
特徴的な症状として、歩行中にシビレや痛みが発生し少し休むとまた歩けるようになる間欠性跛行ができます。痛みやシビレ以外では、膀胱直腸障害を発生する事があります。排尿や排便が困難になり、漏れてしまうなどの症状が出現します。 -
当院のヘルニアに対する施術とは
椎間板ヘルニアには、現段階の医療でヘルニアを小さくする薬や運動やリハビリはありません。
椎間板ヘルニアを完全になくすためには、病院や整形外科でMRIやレントゲンでヘルニアの形・大きさ・場所・神経がどのくらい圧迫しているかを確認したうえで、内視鏡などでヘルニアを取り除きます。
手術をしたくないという方には、ブロック注射や鎮痛剤などで痛みを緩和させますが根本的な改善には繋がりません。
また、整骨院ではMRIやレントゲンを使用しての診断や手術や注射などの投薬といった治療行為を行なう事が出来ません。
では、当院でどのようにヘルニアの患者様に対して治療を行っているかをご説明します。
当院では、手術でヘルニアを取り除き痛みを無くしたり投薬で痛みを緩和させるのではなく、手技療法を用いて今出ている症状を少しでも改善させ日常生活を快適に過ごして頂けるように治療を行っております。
痛みが強めに出ている方には、”電気治療”と”鍼治療”を行なっております。
痛みが少ない方やヘルニアの予防をしたい方には、”骨格矯正や”筋肉矯正”を行なっております。 -
その施術を受けるとどう軽減するのか
痛みが強めに出ている方や長く改善されない方には、電気治療と鍼治療を行っております。
普段、当院では患者様に対して筋肉へ指圧の治療を行っております。ヘルニアが影響をもたらしているのは、筋肉の奥にある神経のところです。指圧では、筋肉より奥にある神経に対して効果を出す事が出来ないので電気治療を用います。
電気治療は、広範囲かつ深くに効果を出す事が出来るのと関節など普段アプローチしにくい所でも効果を出す事が出来ます。
鍼治療は、負担が出ている所にピンポイントで打つので即効性も同時に出す事が出来ます。
少し痛みが引いている方やヘルニアを予防したい方には、骨格矯正と筋肉矯正を行っております。
骨格矯正では、歪んでしまった骨格を正しい位置に戻し椎体や椎間板に対する負担を軽減させ痛みの緩和や予防をすることが出来ます。
筋肉矯正は、その名の通り筋肉に対する施術です。
基本的に骨格の維持は筋肉に依存している為、その筋肉に硬さや負担がかかっていると骨格に歪みが出てきてしまいます。
筋肉矯正を行う事で、骨格周りの筋肉の負担を無くすことが出来さらに骨格を正しい位置へと戻す事が出来ます。 -
施術頻度はどのくらいか
これらの治療はすべて毎日やっても問題ない治療になります。症状が出始めた時や強く出ている時は、間を空けずに治療しましょう。少しづつ改善が見られてる場合は、少しづつ間を空けていって症状を確認しながら治療を行えるのが理想的です。あまり間を空けすぎるとまた症状が出始めてしまうので1週間以内には来てください。
ただ上述した通り、ヘルニアを完治させるリハビリやお薬は現段階ではありません。あまりにも症状が改善しない場合は、一度整形外科や病院でヘルニアの状態を見てもらい、医師の方とお話をして治療を行っていきましょう。