顎関節症｜八街駅前整骨院

顎関節症は、聞いたことがない方も多いかもしれませんが、実は症状として出現しやすいものです。実際、当院にも顎関節症でお悩みの方が多くご来院されています。

顎関節症の原因にはさまざまなものがあり、関節を補強したり、顎を動かしたりする筋肉への負担、関節内にある靭帯や関節円板といった軟部組織の損傷、関節内の軟部組織の緩みやずれ、進行性や生まれつきの関節変形、精神的ストレスによるものなどが最も多い原因となります。

生活背景や関節の構成は個人差があり、それぞれの方に合わせた要因が関係してきます。

顎関節症の原因には、歯ぎしりや食いしばりによるもの、食生活によるものがあります。

歯ぎしりや食いしばりは、精神的なストレスを抱えている方に多く見られます。寝ている間に歯ぎしりをしたり、無意識に食いしばったりすることで、関節内部の軟部組織に負担がかかり、損傷が生じることがあります。また、頬の筋肉に痛みが出る場合もあります。

食生活によるものは、個人の食の好みによって異なりますが、例えば歯ごたえのあるものやサイズの大きいものを好んで食べる方は、過度な開口や関節への負担がかかり、顎関節症のリスクが高まる可能性があります。

顎関節症をそのままにしておくと、さまざまな症状が現れることがあります。

特にリスクが高いのは、関節内部にある関節円板がずれるケースです。これは、前述した3番のタイプに該当しますが、この状態で起こる症状の一つに「顎関節のクリック（ひっかかり）」があります。

この状態を放置すると、ずれた関節円板がそのままとなり、関節内部の変形につながる可能性があります。また、関節円板が関節内部からはみ出し続けることで、引っかかりが生じ、口が開けづらくなったり、逆に閉じにくくなったりする場合があります。

当院では、顎関節症でお悩みの方が多くご来院されており、1人1人のお身体の状態をしっかりと把握し、お話を聞かせていただいた上で、その患者様に合ったメニューを提供させていただいております。実際に、症状が軽減された方も多くいらっしゃいます。

当院では、顎関節症でお悩みの患者様に対して主に「頭蓋骨矯正」と「鍼施術」の2つのメニューを行っております。

1点注意点として、症状が進行しすぎている場合や、顎関節の靭帯や関節包、関節内部の円板の損傷、また精神的ストレスによる顎関節症に関しましては、専門医に相談し、状態を診てもらうことをお勧めします。

「頭蓋骨矯正」では、お顔や頭の筋肉を緩めたり、顎関節や頬骨など頭蓋骨のバランスを整えていきます。そうすることで顎関節の調整もできるため、お悩みの顎関節症の軽減の他に首から上の筋肉を緩めることができ、頭痛や目の疲れ、不眠などのお悩みに効果が期待できます。

鍼施術は、頬の筋肉が硬いことによる顎関節症に効果が期待でき、鍼を刺すことで筋肉を緩めたり、炎症を抑えることができるため、痛みを軽減することができます。

症状の強さなどによって個人差はございますが、当院に通われている患者様にお伝えしているのは、症状が強いときや通院し始めの時は、毎日または週4～5回のペースで通っていただき、少しずつ症状が軽減されてきた場合は、週2～3回、ほとんど症状がなくなってきた方には週1回または2週に1回と、少しずつ通院ペースを下げながら進めていくことをお勧めしています。

期間に関しては、身体に良い状態を覚えさせるために3～6ヶ月、良い状態が定着するまでに6～12ヶ月かかる場合がありますので、理想としては12ヶ月通っていただくことがオススメです。

皆様の生活背景なども考慮しながら、ペースや期間を相談し決めていき、負担を少なくして施術を行っていきましょう。