悩みタイトル

肌が焼けるような痛みや何かで締め付けられるような痛み、電気が走ったような痛みなどがある。
軽く触れたり、擦れたりぶつかったりするだけでも痛みが出る。
顔を洗う、肌を掻く、お風呂上がりにタオルで拭く、シャツが擦れたりした時などに痛みを感じる。
ズキズキとした痛みや刺すような痛みが断続的に続いている。
その時々によって上記のような痛みが入り混じって出現することがある。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹は、疲労や過労、ストレスなどが積み重なり、免疫力が低下すると、幼少期に水疱瘡を経験した際に体内に潜んでいたウイルスが再び活性化し、神経節という部位を経由して皮膚と神経に炎症を引き起こします。

帯状疱疹を経験した後、神経に損傷が残るため、皮膚症状が治まっても「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる鋭い痛みが発生することがあります。また、軽く触れただけでも痛みを感じる「アロディニア」と呼ばれる症状も現れやすく、これは痛覚が過敏になることに起因しています。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹後神経痛は、炎症が皮膚や神経周囲に生じ、その部位に瘢痕(ばんこん)と呼ばれる組織が形成されることがあります。この瘢痕は、神経と血管が混ざり合ったもので、皮膚や神経が過敏に反応しやすくなります。そのため、この瘢痕を解消せずに放置すると、痛みが継続し、なかなか軽減しない状態に陥ることがあります。

また、帯状疱疹は出現場所によって予後が異なります。例えば、顔の周りに症状が現れると、視力低下や失明のリスクがあるほか、耳の領域に症状が出ると、聴力低下、耳鳴り、難聴、めまいなどの症状が現れる可能性があります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹後神経痛は、寒さなどが痛みを増強させることがありますので、体を冷やさないように心がけることが大切です。温かいお風呂にゆっくり浸かることや、入浴回数を増やすことが症状の軽減に効果を期待できます。また、症状の出ている皮膚が擦れないように、包帯などで保護することも刺激を和らげるのに役立ちます。

神経痛はストレスや疲労によっても痛みが増すことがありますので、十分な休息をとり、ストレスや疲れを蓄積しないように心がけましょう。また、痛みを和らげるために趣味を楽しむことや外出することもおすすめです。

帯状疱疹後神経痛は、確実な治療法が存在しない難治性の症状です。そのため、症状が現れたら速やかに専門医を受診し、適切な施術やケアを受けることが大切です。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院には、帯状疱疹後神経痛でお悩みの患者様が多く診察に来院されています。個人差はありますが、当院の施術を受けられることで、帯状疱疹後神経痛の症状が軽減されています。

帯状疱疹後神経痛にお悩みの患者様の中には、保険適用の手技療法と温熱療法に加えて、自費にはなりますが、鍼やお灸の施術を希望される方々も多くいらっしゃいます。鍼やお灸が苦手な患者様には、代わりに電気施術をご提供しております。

その他にも、血液の流れを良くすることを目的とした、当院オリジナルの「血流改善プログラム」という施術メニューもご用意しております。

当院では、患者様の個々の症状や好みに合わせて施術方法を選択し、最適なケアを提供しています。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼やお灸は、神経痛に対する痛みの軽減効果や体質の改善、免疫力の向上などが見られ、帯状疱疹後神経痛に対して非常に効果が期待できる施術法とされています。また、交感神経の異常な興奮を抑制し、副交感神経を促進するなど、自律神経系の調整にも効果が期待できます。さらに、筋肉の硬直をほぐし、血流改善を促進することで、痛みや冷えなどの関連症状の軽減にもつながります。

血流改善に関しては、前述の「血流改善プログラム」があり、冷えだけでなく、むくみやふくらはぎの痙攣などの症状の軽減も期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

当院で施術を受けている患者様の多くは、週に2〜3回のペースでご来院いただき、定期的な施術を受けております。

帯状疱疹後神経痛は、施術方法が確立されていないことや、患者様の症状の強弱や進行速度に個人差があるため、治療にかかる時間にもばらつきがあります。患者様一人ひとりに合った施術プランを立ててお手伝いさせていただきますので、根気強く施術を続けていきましょう。