ぎっくり背中
朝起きた時や咄嗟に体を動かした時、急に背中に痛みが出てきてしまった。
何か動作をした時に背中から腰にかけてジ〜ンとした痛みが走る感じがある。
くしゃみや咳、落ちたものや下にあるものを拾おうとした時に、背中が痛くなってしまった。
仕事や自宅などで重いものを持ち上げたときに背中を痛苦なってしまった。
デスクワークなどで同じ姿勢でいる時間が長く、背中に慢性的な痛みがあったり、張り感を感じることがある。
このような症状でお悩みの方は、ぎっくり背中の可能性があります。
ぎっくり背中に対する当院の考え
ぎっくり背中は、予期していない時に急に痛くなることがほとんどです。
では、どうしてそういった痛みが急に出てしまうかと言うと、筋肉の柔軟性がないことや筋力不足が原因とされています。
筋肉の柔軟性がない状態、つまり張りや硬さがある状態は主に骨格の歪みや姿勢の悪さから来ています。
歪みのパターンによって変わってきますが、骨格の歪み(骨格ストレート)や猫背ですと、身体にかかる負担が分散されることなく、全て筋肉で受け止めてしまうことになるので、筋肉が硬くなってしまいます。
その硬い状態のまま、急に動いたりすることで、筋肉に傷がつき痛みが出てしまうということになるのです。
ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか
ぎっくり背中を放っておいてしまうと、症状が慢性化してしまい、治るものも治らなくなってしまいます。
そうなると、首や肩、腰などで体の動きをサポートしてなくてはならなくなってしまうので、他の部位への負担が増え、その部位にも硬さや痛み、可動域低下などといった、さまざまな症状を引き起こす原因にもなってしまいます。
そこからさらに影響が広がり、手や足にまで神経痛や痺れが走ったり、感覚異常が出てしまうことも考えられます。
症状が出たらまずは早めにご相談をお待ちしております。
ぎっくり背中の軽減方法
ぎっくり背中を引き起こしてしまった場合は、無理に動かずまずは安静にしてください。
無理に動かしてしまうことで、炎症がさらに悪化して、痛みを増加させてしまう原因になってしまいます。
安静にした状態で、患部を冷やしましょう。
炎症が出てる場合がほとんどなので、その炎症を抑えて、痛みを落ち着かせることが重要になってきます。
背中は、ご自身では手が届きにくい部分であるため、ケアするのには難しく限界があります。
安静にして患部を冷やし、少し痛みが引いて動けるようになりましたら、施術を受けていただくことをお勧めいたします。
施術を受けるとどう楽になるのか
鍼施術は、痛みが出ている部分、硬さが特に強い部分にピンポイントで施術を行うことができるので、即効性があります。
鍼の刺激が苦手な方や恐怖心がある方には、電気施術を行います。
電気施術は、鍼施術では届きにくい関節内部に効果を出すことができたり、範囲を広く施術することができます。
また、矯正施術は痛みの根本施術になりますので、痛みを取り除くことはもちろん、痛みが出にくい身体作りができるようになり、予防につながります。
また、全体的なケアでもあるので、背中以外の場所にもさまざまな効果をもたらすことが期待されます。
軽減するために必要な施術頻度は?
負傷直後や痛みが強く出ている場合は、早急に痛みを取り退くことが大事になってきますので、可能であれば毎日ご来院いただくことをお勧めしております。
痛みが少しずつ引いてきたら、ペースも週2〜3回、週1回と段階を分けて少しずつ落としても構いません。
矯正施術をご希望の方は、姿勢や骨格を定着させるために期間が必要になってきますので、最低でも6ヶ月ほどの期間を見ていただければと思います。
ただ、患者様によって個人差がある部分にはなりますので、当院のスタッフと話し合ってペースや期間を決めていきましょう。