手足のしびれ
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ペットボトルが開けにくいやペンが握りにくい、歩きにくいなど手足に力が入りにくくなっている。
しびれが強くてなかなか寝付けなかったり、途中で起きてしまったりいつもより早く起床してしまう。
歩いているとしびれが強くなり、しばらく休めば歩けるようになるという行為を繰り返している。
何か物を掴んだり触ったりするときに感じる感覚が弱くなっている、またはなくなっている。
寒い時期や場所に行くとしびれが強くなる -
手足のしびれにおける当院の考え
手足のしびれの大きな原因は、骨格のズレや筋肉の硬さなどの生活してるうえで起きるものと、先天的なものとがあります。
ここでは、骨格のズレや筋肉の硬さなどからくるシビレについて説明しようと思います。
骨格のズレや筋肉の硬さからくるシビレで共通していることは、神経に触れてしまっていることです。
骨格が歪んでしまう事で、脊椎から出る神経に対して負担をかけてしまいます。
筋肉も同様に硬すぎてしまうと神経を圧迫してしまい、負担になってしまいます。
ではなぜ?骨格が歪んでしまったり筋肉が硬くなってしまうのでしょうか?
答えは、日常生活の過ごし方です。
デスクワークやスマホを長時間使用する方は背中が丸まりやすくなり、立ち仕事の方は腰が反りやすい分、骨格に歪みを与えてしまいます。
筋肉は主に骨に付着するので骨格にずれが生じると、筋肉の張り方や負担が変わってくるので硬さが生まれます。
他にもオーバーユースでも負担が出る例もあります。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
手足のしびれをそのまま放っておいてしまうと重篤な症状を見逃したり、症状が重くなる原因となってしまいます。
手足のしびれは、首や腕、腰や骨盤周りなどに関わる神経に負担がかかっていることで障害を起こすケースがほとんどです。
首や腕からくる手のしびれは、頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群などがあり、腕神経叢という首肩から腕周りを支配している大きな神経の束に負担がかかります。
腰からくるものであれば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など坐骨神経痛を主症状とする障害が多くあります。
坐骨神経痛では、腰から下肢にかけてのシビレだけでなく痛みを伴うことが多いです。
オーバーユースによるものであれば、肘部管症候群や手根管症候群などがあげられます。
上記した腕神経叢から枝分かれする尺骨神経や正中神経、橈骨神経に異常をきたします。 -
手足のしびれの軽減方法
筋肉の硬さからくるシビレでは、筋肉を緩めてあげることが重要になります。
普段から身体を冷やさないようにしたり、お風呂に入っている時にご自身で少しマッサージする、仕事の休憩時間やお風呂上りにストレッチをすると筋肉の硬さを緩めることが出来たり、これ以上硬くならないようにすることが出来ます。
骨格の歪みからくるシビレに関しては、少しでも筋肉や骨格に負担を与えないようにいい姿勢をするように心がけるようにしましょう。
デスクワークや座ることが多い方は、背中にクッションを入れて座ったり、立ち仕事の方は、丸まらないように背筋を伸ばすように意識してみてください。
上記したヘルニアやその他神経障害など悪化した場合では、保存療法が難しくほとんどが手術に及んでしまいます。
なので、症状が重篤化する前に対処を行いましょう。 -
お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
当院では、手足のしびれで悩まれている方が多くご来院されています。
筋肉の硬さからくるシビレに関しては、「鍼療法」や「筋膜ストレッチ」など筋肉を緩める手技療法を行っております。
鍼療法では、硬いところをピンポイントで緩まることが出来る上即効性もあります。
筋膜ストレッチでは、筋肉を包んでいる筋膜というものを緩めることで通常のストレッチより効果を出すことが出来ます。
骨格の歪みから来るものであれば、「骨格矯正」を行っております。
骨格矯正を行うことで、神経がでる脊柱管への負担の軽減や骨格に付着する筋肉の負担をなくすことが出来ます。
骨格矯正に関しては、筋肉の硬さからくるシビレに対しても効果が十分期待できる施術になります。 -
軽減するために必要な施術頻度は?
お身体の状態は3か月(約90日)周期で変わると言われています。
最初の3~6か月でまずは施術した状態を自分の体に「覚えさせる」。6~9か月で覚えさせた状態の「安定」。9~12か月で「定着」させます。
施術開始当初や3~6か月くらいはまだ安定しきっていないので、施術後の状況が2~3日しか継続しません。
6~12か月になると安定するので、長い方で1~2週間継続する方がいます。
重要なのは、戻りきる前に施術を行うことです。
当院で通院されている患者様には、週1~3回のペースで6~12か月の期間を設けていただいております。