肩の痛み・肩こり
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肩周りが硬すぎて、肩が動かない、動かしにくい。
頭痛や目の疲れがある。
血圧が高い、冷え性。またこのような生活をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
スマホやパソコンをよく使う方。
デスクワークなど長時間座っていることが多い方。
運動習慣がない方や少ししか運動できていない方。
精神や肉体的にストレスを抱えている方。
エアコンによく当たる方や寒暖差のある場所を行き来している方。
猫背や円背など姿勢が悪い方。
いつも同じ側にかばんをかけている方。この症状や生活背景に共通して言えるのは「肩こり」です。
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肩こりに対する当院の考え
肩こりは国民病とも呼ばれており、日本人の2人に1人は肩こりで悩まされていると言われています。
肩こりが起きる原因としては、上述した様にいろいろあります。例えば、デスクワークや長時間のスマホの操作やゲーム機の使用によって筋肉が固まってしまい、頭痛や目の疲れが出てきます。近年、スマートフォンやゲーム機、パソコンなどの普及により若い方でも肩こりに悩まされている方を当院でも多くお見掛けしています。
サラリーマンなど勤めていらっしゃる方に多いのが、運動習慣がなくなったこと(運動不足)やストレスや緊張による筋肉の硬直からくる肩こりです。運動習慣がなくなることで筋力が落ち、さらに硬くなってしまっている方、会議や職場の人間関係など体にかかるストレスが多く、筋肉がこわばっている方に肩こりは多く見られます。
また両者に大きく関わるのが姿勢です。
勉強やデスクワークによる長時間の同一姿勢により、肩にかかる負担は大きくなります。
猫背や円背なども背中から肩や首にかけての筋肉に常に負担がかかるため、肩こりになりやすいです。 -
肩こりを放っておくとどうなるのか
肩こりを放っておくことで様々な症状が出てきます。
筋肉の緊張によって肩周りの血管が圧迫されて血流がうまく循環できなくなり、頭痛や冷え症・頭がぼーっとする・重ダルいなどの症状が出てきます。血液には、酸素などを運搬する役割があり、それを阻害されることでこのような症状が出現します。
また、血管のみならず神経が圧迫されることも多くあります。肩周りの神経は脳から出てくるところから一番近い神経のため、そこが圧迫されると目の疲れや寝付きにくさなどに繋がってきます。
そして運動習慣がないままの生活をしていると、身体が硬くなってきてしまいます。それは、『人間は普段使わない機能、使わなくなってしまった機能を捨ててしまう』という事が原因とされています。
若いころはよく動かしていた肩周りなどの筋肉も、年を取りだんだん使わなくなっていくと筋肉が衰え硬くなってしまい、動かせなくなったり動かしにくくなってしまいます。
いわゆる四十肩・五十肩と呼ばれる症状です。 -
肩こりの改善方法
肩こりを改善するには、まずは肩周りの硬さをしっかりと取ってあげることが大切です。
上記の通り、頭痛や目の疲れなどは肩周りの硬さからきています。
お風呂上がりのストレッチや週1回くらいの軽い運動でも少しずつ改善はされてきますので、続けて行いましょう。
そして肩こりにならないためには、生活を見直すことが重要になってきます。
デスクワークが続いてしまいそうな時は、首肩のストレッチをしたり、出来れば少し休憩を入れたりしてください。
デスクワークや勉強が続くことでの、姿勢の変化(背中が曲がってしまうなど)にも注意してください。
通勤、通学でかばんを同じ方向に持ち続けるなど、どちらかに体重や負担がかかりやすくならないように適度に持ち替えてみてください。
温かいところと寒いところ行き来するのも、肩こりの原因になります。エアコンの温度は高すぎず低すぎずに設定しましょう。
これらを気を付けるだけでも、肩こりにはなりにくくなります。 -
肩こりにはどんな施術メニューがおすすめですか?
当院では、肩こりのお悩みを抱えていらっしゃる患者様に対して、その症状に合わせて様々な施術を行っております。
頭痛や目の疲れがある方には、「頭蓋骨矯正」を行っております。頚や肩周りの筋肉やリンパに対してアプローチをし、血液や老廃物を流しやすくします。その他にも、頭蓋骨のバランスを調節し首肩の負担を改善していきます。
四十肩・五十肩で肩が動かしにくい方には、「肩甲骨はがし」を行っております。肩甲骨は三角形の形状をしており、その三辺に付着している筋肉に対してアプローチします。肩の動きを入れながら手技を行うため、可動域が向上して症状の改善につながります。
デスクワークなど同一姿勢が続く方や片側に体重がかかりやすい方には、「骨格矯正」を行っております。前傾姿勢による背骨の歪みや骨盤の歪みからくる体重のかかり方を正すことで、負担はかなり軽減できます。
ボキボキなるのが苦手な方、猫背・内巻肩の方には「猫背矯正」を行っております。骨格矯正は骨に対してのアプローチですが、この猫背矯正は筋肉に対してのアプローチになります。筋肉が硬すぎて背骨や肩甲骨を引っ張ってしまっているものを正すことで、症状を改善することができます。 -
改善するための通院(施術)頻度は?
症状が強く出ている方には、毎日または週に3~4日のペースで約3~6か月の継続通院をしていただいております。
施術直後は症状の改善がみられるのですが、長年の辛さや負担の積み重ねが大きいため、またすぐに元の症状に戻ってしまうのです。
また人間の身体の細胞は3か月周期で生まれ変わると言われております。
患者様によって個人差はございますが、約3か月で痛みが出ない身体を覚え始め、約6か月で安定してきます。
そのためにもすぐ症状が戻ってしまわないように、このペースでの来院をお願いしております。
症状が少しずつ落ち着いてきた方には、メンテナンスをかねて週1~2回のペースでお身体の状態を見ながら施術をさせていただきます。
もしご不明な点がございましたら、なんでも当院へご相談ください。 -
肩こり関連でよくある質問と回答
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Q. どうして肩が凝るんですか?
A. 肩が凝る原因は、スポーツをして酷使をしているや仕事などで負荷をかけ続けているなど様々な原因がありますが、もっとも原因として大きいのは「姿勢の悪さ」です。
特に猫背や肩が内側に入ってしまう内包肩の方に多く肩こりが見られます。
なぜかというと、首から肩にかけての筋肉は肩関節や上腕、肩甲骨に付着しているのですが、その筋肉たちが肩が内側に入るのにつられて外側へと引っ張られてしまいます。
そうすることで意識してないうちに筋肉が常に張る状態がつくられてしまい、その上で普段通り肩を使うと通常の3〜5倍ほどの負担が、首や肩周りの筋肉にかかり、それが肩こりへと繋がってしまいます。 -
Q. 肩こりを放っておくとどうなってしまうんですか?
A. 肩こりをそのままにしておくと痛みやだるさ以外の症状を引き起こす原因になります。
肩の周りには、大きな神経や血管が通っているのですが、その血管が筋肉の硬さによって圧迫されてしまうと、痺れや頭痛、目の疲れなどの症状が出てきます。
また、生活に大きな影響を及ぼすものとして自律神経の乱れがあります。
自律神経は全身のバランスを整える役割があるのですが、それが乱れると頭痛や目の疲れだけでなく、吐き気やめまい、不眠、代謝の低下、消化器官の機能低下などの症状が出てきてきます。 -
Q. 自宅でできる肩こりの解消方法は何かありますか?
A. 自宅でできる解消法としては、ストレッチがあります。
手を肩の上に置きぐるぐると回すようにしたり、タオルの両端を持ち上にあげ頭の後ろにタオルがくるようにしたりするのが効果的です。
そこで意識して頂きたいのは、肩甲骨を動かすという部分です。
肩を動かすときに肩甲骨も連動して動いたり、肩の動作に関わる筋肉が肩甲骨に多く付着しているので、その点を意識していただけるとさらに効果が期待できます。
他には、浴槽にしっかり浸かったり冷たい風を浴びすぎないなど、体を冷やさないことと温めてあげることが重要になってきます。
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